帯広市・Kさん宅

陶板瓦の三角屋根、アンティーク風の窓やポーチがシンプルなフォルムに「大人かわいい」アクセントを与えている、Kさん宅の外観

パーツの一つひとつまで吟味し
実現させた英国アンティークの家

帯広市・Kさん宅
家族構成/夫婦30代、子ども2人

「イギリスの田舎にある古い住まいのような大人かわいい家を、いつか建てたい」。その願いを叶えるため、Kさんは気に入ったアンティークの部材や小物を集めていました。そして2012年、偶然手にした雑誌に掲載されていたナラ無垢フローリングをヘリンボーン模様に張ったリビングに目が釘付けに。その風景こそ、Kさんが長く思い描いていた理想の空間そのものでした。早速、憧れの空間を実現させた施工会社、広岡建設に新築を依頼しました。

Kさんがこだわって集めてきた数々のアンティーク部材の中には、100年の時を経たステンドグラスもありました。設計担当の広岡国船代表は思い入れのこもったパーツを効果的に生かすため、インテリア・コーディネートを含めた提案をしました。「考えれば考えるほど、もっと手間をかけたくなる。楽しい作業でした」と、広岡代表。

2014年2月に帯広市郊外に、無垢のフローリングに塗り壁を基調にした木造2階建ての新居が完成。随所にKさん秘蔵のアンティークパーツや家具が配され、新築なのに懐かしく、温かな印象に仕上がりました。Kさんの夢の家は時と家族の暮らしに磨かれ、より趣ある空間に育っていくことでしょう。

Replan北海道 vol.106掲載

白を基調にニュアンスのあるタイルを多用。かわいらしさの中にシックな雰囲気を持たせたこだわりのキッチン
古材の梁と造作収納で間仕切りしたダイニング・キッチン。ダイニングの壁はあえて木張りにし、白でペイント。Kさんの希望に優先順位を付け、新築時につくり込んだほうが良いと判断した空間の一つが、ここだった
コブルストーンを床に敷きこんだ造作キッチンは、白を基調にまとめ、IHクッキングヒーターを採用。シンクには2年ほど経過すると侘びた雰囲気になる真鍮の水栓金具を取り付けた。最新の設備を導入しながら、こだわりのパーツを用いることで、時間が経つほどに味わいのある表情になる
パインを面材や鏡フレームに用い、暖色のタイルで仕上げた造作洗面台。照明から扉の取っ手まで細部にわたってテイストを揃え、シンプルでありながら完成度の高いグルーミング空間に仕上げている
1階のリビング脇に設けたトイレ。手洗いスペースを独立させ、白を基調に造作した。鏡や照明、水栓金具などを吟味しつくり込むことで、小さなコーナーもインテリア性の高い空間に
Kさんが雑誌で一目ぼれしたナラ無垢フローリングのヘリンボーン張りを採用したリビング。間仕切り壁に組み込まれたステンドグラス、木製の窓枠は施主支給のアンティーク。その持ち味を最大限に生かすように、照明器具や置き家具もクラシカルなデザインで揃えた
2階にある主寝室。壁の一面のみ、クラシカルなデザインで人気の「ウィリアム・モリス」壁紙を張り、空間のアクセントに。アールをつけた入口の先は、ウォークインクローゼット。2階には、このほかに子ども部屋2室とご主人のホビールームがある
アイアンとパイン材で造作した手すり、パイン無垢のフローリング、木製サッシの開口で構成された階段ホール。素材感を生かしてシンプルにまとめた空間は、やさしい雰囲気に